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「万里の長城」は、紀元前221年に秦の始皇帝が天下統一を果たしましたが、このころ始皇帝が最も脅えていた「匈奴」の侵略から領土を守るために建設されたのがこの城壁です。 その後も延々と城壁は拡大・延長され、明朝の時代に最終的に完成したといわれています。 万里の長城は、英語名でも"Great Wall"といわれるくらいとてつもない世界最大の人造の構築物です。 科学技術が発達した現代はそんなことないでしょうが、一昔前までは人工衛星で観測できる地球上唯一の構造物だといわれていました。 城壁は、西は嘉峪関の砂漠から東は渤海に続くといわれます・・・・はあ?? なんかピンと来ませんよね・・・ 総延長もいろんな説明があって、最も短かいのは5700km、最も長いものだと7300km・・・まあ、いずれにしても正確にわからないくらいとんでもない総延長だということは事実ですよね。 中国の距離の単位1里が約0.5km、だから5000kmを超える長城だから「万里の長城」と言われるそうです。 でもね、そんな数学みたいな命名ではなく、延々と無限に続くかのように思われることから「万里の長城」といわれたと思った方が夢があると思いませんか? とりあえず日本国土と比較すると、沖縄を除く最南端の鹿児島県枕崎から最北端の北海道稚内までの距離が3700kmちょっとだそうですから、少なくとも5千kmを超えるその城壁の壮大さがいかにとんでもないものであるかは想像できますよね。 東京ドーム何杯分っていう比較よりはわかりやすいですか・・・?
近年、長城の近くに住む農民達が城壁の石を土木資材として持ち出し貴重な世界遺産がどんどん小さくなっているということです。 (詳しくはこちらをご覧ください) 話を戻して・・・こんなに巨大な構築物ですから、その全容を一度に見るなんてことはもちろんできません。 ということで、北京から日帰りでゆっくり行ける最もポピュラーな観光スポットが、市内中心部から約70kmほど北東へ行った「八達嶺」なんです。 前置きが長かったですね。(反省) 現地への交通は、北京市内の「徳勝門」から919路の市バスか、北北京駅から列車が出ています。 バスだと所要時間は約1時間、料金は10元です。 鉄道だと料金は8元と少しお値打ちですが所要時間は2時間以上かかるそうです。 ・・・とはいっても、なかなかバスや列車を使いこなすのは難しいもの。 ツアー会社のオプショナルツアーを利用する方が便利かもしれません。(日本の会社のツアーがお値打ちだそうですよ。) いざ現地に到着すると、そこは見事に観光地化していて、登り口に並ぶ売店からは、「ヒトツ、センエン。センエン。」と威勢の良い売り子の声が響きます。(左上の「登り口」ボタンをクリックしてください。) この販売攻勢を切り抜け5〜6分坂道を上ると、やっと城壁への登り口があります。 この登り口から、右側に進む「女路」か、左側に進む「男路」か、いずれかの散策ルートを選択しなければなりません。 両方とも登ったってもちろんいいんですが、登り口が一番低いところにあるので、二つの山頂を往復する覚悟を先にしてください。 さて、この二つのルート、その名前から判断できるように、散策の難易度が違います。 えっ、どっちが厳しいのかって? そうですね。最近の男女を見ているとどっちが厳しいのか判断は難しいですね、(笑) まあ、答えは「男路」の方ですが、明らかに健脚向きのコースです。(写真を参考にしてください。) しかし、さすがに登り詰めたときの爽快感と、目の前に広がる絶景には感動しますよ。 この点は標高が高い「男路」コースに軍配が揚がります。 イメージ通りの長城を体感したいという人は迷わず男路に挑戦してください。 ただし、城壁の上の石畳は滑りやすく、また途中の階段はとんでもない傾斜(絶壁に近い? 「城壁1」と「城壁2」の写真を見てください。)ですから、動きやすい服装と運動靴、そして飲料水は、冗談じゃなくって絶対を準備してください。 おまけの写真の「綱渡り」は、たまたま現地でイベントが催されていて見ることができた曲芸の様子です。(日本でもテレビや新聞に載ってましたよね。) 男路山頂から女路山頂まで高さ100m、全長1kmの谷に張られたロープの上を、曲芸師がヒョイヒョイとわたっています。 なんでまたこんな所で・・・などと無粋な疑問は持たず、素直に感動しましょう。 |
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