エジプト考古学博物館

エジプト考古学博物館イメージ
カイロの見所といったら、何をさておいてもここ「エジプト考古学博物館」でしょう。
それは有名なツタンカーメンの秘宝が多数所蔵されているからです。
正面の池には南北(上下)エジプトの象徴である蓮とパピルスが植えられています。
ツタンカーメンの秘宝は、1922年、ルクソールにある王家でハワード・カーターによって発掘されました。
最初の発掘作業ではそれ程の成果が上がっていなかったのですが、玄室内のある壁面を「カー」と呼ばれる二体の立像が何かを守るような形で配置されていたことから、その壁面をくり抜いたところ、そこに出現した副室からは驚くような秘宝が発見されたのです。
ツタンカーメンのミイラは現在も王家の谷の墓にそのまま残されています。
たくさんある収蔵品の詳しい説明については、専門のガイドブックなどで確認してください。ここでは、掲載している写真についてだけ簡単な説明を書きます。
黄金の棺
重さが110kgの純金製の棺で、胸には南北(上下)エジプトの王の象徴である「ヘカ」と「ネケク」と呼ばれる杖を交差した両腕で持っています。
この両腕を交差するという姿勢は死者を葬るときの姿勢だそうです。
胸にはネクベスト神、腰にはイシス神、ネフシス神が王を守っています。
カノブス
ミイラを造るときに取り出した内蔵を納める壷です。
この写真はその蓋で、イシス神(死後の世界を支配するというオシルス神の妻)やネフティス神(死者の内蔵を守る女神)などが施されています。
黄金のカウチ
王の遺体をミイラにするときに横たえた、いわゆる処置台といわれています。
全体が金箔で装飾され、あまりの美しさに本来使われた目的を忘れてしまいそうです。

エジプト考古学博物館イメージ
黄金の仮面
あまりにも有名な純金のマスクです。
青い宝石で細かな造形が施され、今も輝きを失わないその美しさには、じっと息をのんで見入ってしまいます。
しかも、アクリル製のケースに入っているとはいえ、仮面と自分を遮る無粋なロープなどは一切無く、文字どおり間近で見ることができます。
とても日本の博物館では考えられませんね。
黄金の玉座
木製ですが、こちらも全体に金箔が施されています
背もたれには、ツタンカーメン王(左)とアンケセナメイン王妃が描かれています。
幼い夫婦の愛情溢れる優しい仕草が描かれています。
中央のアテン神(太陽の神)からは、そんな二人を生命の光が包み込むように注がれています。
ラヘテブとネフェルトの座像
古王国第3王朝スネフル王の王子ラヘテブとその妻ネフェルトの座像です。
この石造が納められていた墓はカイロから約80km南のメイドゥムにあります。
王子は褐色に、王妃は薄黄色に着色され、そのあまりにもリアルな造形に、後の世にこの石造の発掘に当たった人夫達はこの像を発見したとき、本物の人間が座っているのかと思い驚きのあまり逃げ出したとか・・・
メンカウラー王と二女神像
ギザのメンカウラー王のピラミッド(三大ピラミッドの内、一番小さい物)にある葬祭殿から発掘されました。
中央の王の左隣がハトホル神、右隣がが統治していた州の守護神です。
メンカフラー王の頭には北エジプトの王の象徴である「白冠(ヘジェト)」が被られています。
とにかく膨大な展示品があります。
是非ゆっくり時間をかけ、満足のいくまでじっくりと古代エジプトのロマンに夢を馳せてその芸術性の高さを堪能して下さい。
なお、2階には王族のミイラが安置された小部屋がありますのでお見のがしのないように。
そこには、かのラムセス2世のミイラもありますよ。

TOP