No.82 万里の長城・・・実は五千里の長城??(北京編)

万里の長城イメージ
大気圏外から人工衛星で観測できる「ただ一つの構造物」としてあまりにも有名なのが中国大陸を東西に伸びる「万里の長城」ですよね。
「万里の長城」に関する詳しい情報は、「北京編」に紹介していますので、今回は省きます。
今回の話題は、実はこの万里の長城が「半分以下になってしまっている」というショッキングなニュースについてです。
これは中国英字新聞の"China Daily"に掲載された記事ですが、長城の近くに住む農民達が、家や農作業小屋、土木工事の資材として城壁の石を勝手に持ち出しているためなんだそうなんです。
記事によると02年の夏に専門家が遺産の調査して分かった・・・ということです。
この調査によると、一部損壊しているものを含めても全体(全長は5700kmから7300kmまで、いろいろな説がありますが・・・)で2500kmほどしか現存していないというのです。
とくに損壊がひどいのは観光地ではない地域で、地元住民はそれが「長城」であることすら知らなかったと調査団が語っているそうです。
960万平方キロというとんでもない広い国土に、56民族13億人といわれる、これまたとんでもない人口の国民が住んでいる国ですから、世界遺産なんて気にしない・・・というより知らないという人達がたくさんいても不思議じゃないですよね。
長城といっても、地元の農民達にとっては、目の前に積み上げられた貴重な建設資材としか映らないんでしょうね。
過去の調査結果と比べても、その損壊はどんどん進んでいるそうですから、貴重な歴史的世界遺産・・・早い対応や対策が望まれますよね。

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